宮崎 修一
【研究分野・テーマ】
アルゴリズムの性能を理論的・数学的側面から研究する「アルゴリズム理論」の研究を行なっています。簡単に言うと、社会に現れる様々な組合せ的な問題(例えばカーナビの経路探索やスポーツ大会の対戦スケージュール作成など)に対し、その問題を効率良く解くためのアルゴリズムを設計したり、その問題が本質的に難しい(効率良く解くことができない)ことを示したりします。さらに後者の場合は、最適解ではなく準最適解を見つけることを許したり、対象とする問題を絞ったりするなどして、問題が効率良く解ける条件や範囲を検証していきます。
私はこれまでに時間割作成、経路探索、座席予約、資源配分などの問題を対象としてきましたが、特に、希望リストに基づいたマッチング(配属)問題を得意としています。これは例えば、大学での卒論生の研究室配属、会社での新入社員の部署配属、研修医の病院配属などに応用できます。
【研究に関連する図表】
- 安定マッチング問題に対する近似アルゴリズム
- 最小コストマッチング問題に対するオンラインアルゴリズム
- オンライングラフ探索アルゴリズム
- 各種グラフアルゴリズム